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みずばしょうのイラスト
 


近頃思うこと

 

テクノシップ理事長 児嶋 みち子

 

雨どきから35度越えの猛暑の報が各地から届き、これからの夏本番が思いやられるこの頃です。どうも地球がおかしくなってきているなと感じられます。一方、人間のほうもおかしくなってきているのではと感じられる事件が相次いでいます。とくに子供関係の事件に心が痛みます。学校で消しゴムを投げられて腹を立て同級生を刺した高校生、泣き顔見るのが楽しいと小学1年生の首を絞めてまわった中1生など、毎日のように続きました。そのたびに、SST(ソーシャルスキルトレーニング)の必要性・重要性を感じたのは私だけでしょうか。SSTでは、望ましい人間関係を築き社会生活を潤滑に生きていくためのスキルをいろいろなモデルを通して学んでいきます。あの高校生も、消しゴムを当てられて腹が立った時、その気持ちをどう収めたらいいか、トラブル対処の方法を学んでいてほしかったものです。

 

テクノシップでもSSTのクラスを第13土曜日に開講しています。去年までのグループの子たちが小学校を卒業したため、今年度は、小1を中心とする低学年グループのクラスです。若干の空きもまだあるようです。

Y3月までSSTにお世話になっていました。そのほか()教育支援、()パソコン、()墨アートと放課後支援のクラスをフルに利用していました。学校でいじめられ、心穏やかでない状態でテクノに着くこともままあったようですが、そのたびに担当の先生だけでなく、スタッフ達も何かと関わってくださり、知らずしらずのうちに糧となっていたようです。新天地で中学生活のスタートを順調にきることができ、水泳部にも入ってがんばっているとか。うれしいことです。

 

子供たち一人ひとりに寄り添える小規模施設ならではの良さが ここにあると思います

 

 

平成25年度(第12回)通常総会報告

 

6月4日()午後5時半より、港区立障害保健福祉センター(ヒューマンぷらざ)において、平成25年度通常総会が開催されました。正会員31名のうち委任状・書面議決書と合わせて22名の出席があり、定足数を充たし総会は成立しました。

児嶋理事長より、「開設20周年を迎え、あらためて月日の経過を感じている。テクノシップのアットホームな良さを活かし、これからも、フレキシブルに活動を続け、必要とされるニーズに応え続けられるテクノシップであり続けたい。」との挨拶で総会が始まりました。第1号議案平成24年度事業報告、第2号議案平成24年度決算報告、監査報告、第3号議案平成25年度事業計画、第4号議案平成25年度予算は審議の結果、満場一致で承認されました。

開設20周年を記念して、今回のドラムサークルに加えた記念事業実施についても検討しました。

総会後、出席者の皆で夕食のお弁当を頂きながら歓談し、7時半からは6階体育室での大ドラムサークルに参加しました。

 

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平成25年度事業計画より

 例年通り、原則月一回の執行役員会や必要に応じての理事会を行い、教室での充実した活動が行われるようサポートをしていきます。また、今年度も余暇活動支援事業の一環として、港特別支援学校放課後こども教室推進事業(MMC)の本格実施に協力し、20回実施のうちの15回をテクノシップが担当し教育活動推進員(講師)派遣を行います。港区障害者就労支援ネットワーク会議や港特別支援学校の4区合同進路説明会等にも積極的に出席し、地域の関係団体とのつながりも大切に活動していきます。このような活動は利用生の皆さんへの支援体制への強化にもなると考えています。

新たな取り組みとして、テクノシップ利用生を中心に社会人のためのお楽しみ食事会や教養講座を始めたいと考えております。卒業生のアフターケアとしても利用していただけたらいいなと思っています。ご期待ください。

テクノキャンプは、112324日に横浜市立上郷森の家で行います。

「第10回尾高ファミリーTalk&Musicコンサート」は来年の330日(日)の午後、前回と同じ「トッパンホール」で開催予定です。10回記念にふさわしい`何か`を企画中です。

 

円/楕円: よろしくお願いします。

 

 


指導責任者:佐藤 祐

 

 昨年8月末から指導員としてお世話になっている佐藤です。

 川崎市の小学校でずっと教員をしていました。特別支援級の子ども達と過ごす毎日が楽しくて、この生活が定年退職まで続くことを疑っていませんでした。上の子どもに発達障害があるものの、困難を乗り越え、中学校では目覚ましい成長を遂げ、家庭との両立も自分なりに上手くいっていると思っていました。

 しかし、高校入試後、その息子がまさかの大ブレーキ、フルタイムの仕事は断念せざるを得ない状況になりました。その息子が高校を卒業するまでの3年間は、我が子を心配する気持ちより、自分の人生が迷路に入り込んでしまったことへの嘆きが強く、母親失格かなあと思うこともありました。

 昨年春にそんな息子も大学に進学し、私の気持ちも一段落した折、こちらの仕事を紹介されました。

 見学に伺って、テクノの部屋に一歩入ったとたん、こちらの「空気」の穏やかさ、あたたかさに「是非とも」と思いました。教室生との新しい出会いは大きな喜びでした。さをり織りに現れるように、それぞれに豊かな個性を持っていて、それが調理や園芸などの他の活動にも発揮されている姿に接すると、自分が励まされ、あたたかい気持ちになります。

 また、たくましく、頼もしい卒業生の皆さんとご一緒できたキャンプは、一泊二日のどの時間をとっても楽しく、思い出深いものになりました。

歩きながらたくさんお喋りした遠足・大入りだった素敵な尾高ファミリーコンサート・地域の人と協力するわんぱく祭りやころころ市などを経験し、私のテクノライフもそろそろ一年経ちます。

 この一年間の経験をふまえ、教室生の皆さんや保護者の方々と仲良く、一歩一歩の歩みを一緒に喜びながら、私自身も成長していきたいと思います。

 そして20周年を迎えたテクノシップが、利用者の皆さんの心地よい居場所に、卒業生の皆さんのいつでも帰れる基地になるよう力を尽くしていきたいと思います。

 よろしくお願いします。    

ほおずきのイラスト

 

 


教室便り

 

 

 

指導員:中村京子

 新年度に入り、いつもの教室行事に加えて「テクノシップ創設20周年記念行事」も催されました。総会の日に開かれたドラムサークルは第一弾。余暇活動でお世話になっている東京ドラムサークルズのメンバーをはじめ100名余りで作られた「輪」はまさに大反響でした。場内の割合ではテクノシップの参加者は少なかったのですが、その「おおいに」楽しむ姿勢で会場を沸かせていました。

 第二弾は、夏休み前後の期間に募る「シンボル画コンテスト」です。教室生、OB/OG、スタッフなど、オールテクノシップで作品を募り、9月に最優秀賞などを決めて表彰します。(今のところOBから東京タワー切り絵、テクノに抱くイメージ画が届いています)

 教室生にとっては4月〜6月の気候の良い時期に運動も兼ねて出かけた美術館巡り(五彩陶磁器、千花文様タペストリー、デジタル美術体験)や遠足(公園・寺巡り)での、色・感触などに刺激を受けて魅力ある作品を表す良い機会となるでしょう。

 夏休み前には、どんぐり公園の花壇の整備が、休み明けにはバザー準備などが待っています。そして、かなり先ですが330日の「尾高ファミリーコンサート」は今回で10回目。毎日を大切にし、万全の態勢で臨みたいですね。

 今、白金台教室には笹の葉飾りにたくさんの願い事がゆれています。最近教室に通い始めた女性は「素敵なレディーになりますように」と短冊に寄せました。

MC900410599[1]オールテクノシップの皆さま、夏バテされませんように。

                                                        

 

 

SK (就労支援コース)

 524日に東京ミッドタウンの美術館に行き、デザイン「あ」展を観ました。なんでも百円分にはお菓子、水、砂等がありました。お金の解散がバラバラになって面白かった。折り紙は体験はせず見ていました。音めがねも見ました。絵とか模様が見えました。

 国立新美術館に行ってお昼を食べて、スカイツリーの組み立てしきを買い、スタンドも買いました。帰りはタクシーで青山一丁目で現地解散になり、そこから一人で帰りました。

 

MI(就労支援コース)

 524日に、びじゅつかんにいきました。きふじんみました。いろいろなどうぶつもみました。ひるごはんをたべました。えりこさんとなかむらせんせいとたべました。とんじるがおいしかった。たくさんあるいてあつかった。きふじんのえはがきを2まいかいました。たのしかった。

MC900217440[1]                                                           

 

ゆうびんすごろく                               YI (教育支援コース小2)

きょうはすごろくをいっ回やりました。さいしょにかったのはぼくです。さとう先生はまけました。いそぎのゆうびんそくたつコースいったのはぼくです。たのしかったです。

 

 

若き花よ、希望の扉を叩け

テクノシップOB:末広慎盛坊(しんぜいぼう)

 テクノシップを卒業して早五年、あまり卒業生として誇れるような人間ではないのだが、私の半生を寄稿してくれませんか? と話が来たので書かせていただく。

 私はADHD(広汎性発達障害)と言うとんでもないダイナマイトを背負い、世間や多くの人間との葛藤をくり返してきた。

 小学校の時は同級生の子からいじめを受け、先生にも解ってもらえず、中学・高校でも自宅警備員(いわゆるひきこもり)という苦悶の日々を送ってきた。

 自分で言うのもなんだか、微分、積分から二次関数など普通の人々がやる全てのものを全くもって知らない。

 しかし言えるのはそれだけが学問ではない。かの福澤諭吉先生の言う「実学」であり、大学を出たからといって、それで使えなければだめである。

 私は我が師とも言える父、我が御仏なる母に教えられ、地元の町内会の人達、そしてテクノや私を支えてくれた多くの人達が教えてくれたのだ。それだけではなく、その時々に古今東西の書を読んだ。孫子、論語、ドラッガー、史書。この時に師なる父と語り、そして喧嘩した。それだからこそ社会に出て、いろいろなことにチャレンジできる「実学」の下地が出来たのである。

 最後に学校だけが学ぶ場ではない。それよりも社会に出れば、周りの人に自らを学ばせてくれる師がいるのだ。学校はあくまで社会の「一部」なのだから。

 結びに私のこんな拙い書をのせてくれたテクノシップと私の多くの「師」や「友」に感謝する。

水無月26

 

20周年記念ドラムサークル」

 

DCファシリテーター:青葉 (わたる)

 

「ドラムサークル(以下DC)」とは、打楽器を持った多数の人々が輪(サークル)に

なって即興で演奏すること。年齢・性別・楽器のキャリアを問わず、誰でも参加できるの

で、世界中に広がっています。

私・青葉航は2003年11月に横浜で開催されていたDCに初めて参加して、すぐに魅

了されました。これまで18年間、会社を経営したり、専門家として活動されている方の

アドバイザー(プロのビジネス・コーチ)として活動しながら、さまざまな能力開発の研

修に参加していますが、ここまで短時間で、参加者の一体感が創りだせる活動は類を見ま

せん。しかも、楽器を用いて、ほとんど言葉を使わずに楽しく一体感が創りだせます。音

やリズムを使って赤ちゃんからシニアまで、年齢や性別、国籍を問わず誰もが、自分を表

現できるのです。「人の可能性」を引き出せる点に魅力を感じます。

DCにおいて、参加者の一体感を創りだすお世話役のことは「ファシリテーター」と呼ば

れます。これは英語の「ファシリテート(容易にする・楽にする)」という意味からきて

おり、異なる楽器や音色を用いて、サークルを一体感ある演奏になるよう導きます。

私は8年前の2005年にDCのファシリテーターとなり、毎年のように国内外の研修に

参加しながら世界中のドラムサークル指導者と交流を持ち、学校から企業まで幅広く演奏

20130604DC2体験を提供してきました。

なかでもテクノシップでは2008年3月より、余暇活動の一環としてDCを取り入れ、以来5年間で計36回、のべ714名が参加されています。特筆すべきなのは、会員だけでなく、外部の一般参加者も毎回受け入れて、バリアフリーな環境が実現している事です。

このように長期にわたってドラムサークルが継続・定着しているのは、全国でも有数の活

動といえます。そのような活動が評価され、先日2013年6月4日には、浜松町でのD

Cに、世界的に「ドラムサークルの父」と呼ばれている第一人者のアーサー・ハル氏を迎

えることができました。私の師匠でもある氏が、テクノのホームである浜松町で演奏体験

を提供してくれたことは、大きな喜びであり、会員の皆さんにとっても光栄なことだと思

います。当日の事は、氏を通じて世界中に発信されています。

 

 

6月4日のアーサーの時リズムにのっておどったりしました。いっぱいあせをかきながらドラムをたたいたり、いろんな楽器をさわって音をならしたりして、いろいろ楽しみました。     最後にパフォーマンスをとって楽器をなげて、キャッチをしました。おもしろかったです

(児嶋 政彦)

 

ドラムサークルに初めて参加しました。当日は、ドラムサークルの父と呼ばれているアーサー・ハル氏が参加される特別なイベントでした。会場に入った時からすでにリズムの波は盛り上がっていて、初心者の私も躊躇なくその波の中に入っていくことができました。途中から、参加者も輪の中でパフォーマンスをしたり踊ったりと、思い思いにリズムにのって楽しみ、また、そのパフォーマンスに会場も一体となって盛り上がり、とても楽しい一時を過ごす事ができました。アーサー氏のユーモアたっぷりのリードやメッセージも心に残るドラムサークルでした。(渋木 はる子)

MC900104466[1]
テクノシップ20周年記念

「シンボル画コンテスト」
 

 

 

 

 


白金台教室に来所されたお客様にお渡ししたり、港区役所福祉売店「はなみずき」で販売を予定しているクリアファイルとポストカードの原画を募集します。

20周年をお祝いするものですので、ふるってご参加ください。

【 募集要項 】

原画の種類:A4サイズで絵画・版画・切り絵・押し絵・写真・コンピューターグラフィックスなどスキャンできるもの

テーマ:港区関連(はなみずき・バラ・あじさい・東京タワー・増上寺など)やテクノシップを象徴するもの(テクノのロゴやイメージ)など

応募対象:テクノシップ関係者(利用生・保護者・会員・OB・OG・スタッフ・ボランティアなど)

締切2013920日(金)

提出先:白金台教室(持参または郵送)

賞品最優秀作品1名にはQUOカード5,000円、優秀作品5名にはQUOカード2,000円を贈呈。

最優秀作品はクリアファイル・優秀作品はポストカードの原画に使用させていただく予定です。また、原画の使用用途についてより良いアイデアをお持ちの方はお知らせください。

 寄付御礼    

  テクノシップ応援隊様より2月2日に開催されたチャリティコンサート「第9回尾高ファミリーTalk&Musicコンサート」の収益金を白金台教室・所沢教室の発達障害児・者支援事業に寄付いただきました。なお、当日の募金は昨年同様、全額を東日本大震災の遺児支援「かんがるーの会」に寄付させていただきました。

  Azbilみつばち倶楽部様、東京高輪ライオンズクラブ様、東京DC2013実行委員会様、NTT様、青葉航様、山口良成様ほか皆様の温かいご寄付ご支援金品に感謝いたします。

 

 

テキスト ボックス: News

【障害者差別解消法が成立】
平成25年6月19日に障害者差別解消法が成立しました。「公共機関や民間企業に対し、障害を理由とした不当な差別的取り扱いを禁じ、過重負担にならない限りは施設のバリアフリー化を進めるなどの合理的配慮を求める内容。国に指導・勧告権があるとして、虚偽報告した企業への罰則規定も設けた。施行は3年後の2016年4月。何が差別に当たるか、政府は今後、基本方針を策定する。」(毎日JPより)
【障害者雇用促進法一部改正法案の概要】
雇用の分野における障害者に対する差別の禁止及び障害者が職場で働くに当たっての支援を改善するための措置(合理的配慮の提供義務)を定めるとともに、障害者の雇用に関する状況に鑑み、精神障害者を法定雇用率の算定基礎に加える等の措置を講ずる。
1、障害者の権利に関する条約の批准に向けた対応
2、法廷雇用の算定基礎の見直し           
3、その他   障害者の範囲の明確化その他の所要の措置を講ずる。
施行期日:平成28年4月1日(ただし、2は平成30年4月1日、3(障害者の範囲の明確化に限る。は公布日))

















 

 


編集後記  今年は桜の開花が早かったり、梅雨だというのに雨が少なく何だか変な陽気でした。統計史上4番目の速さで梅雨があけ、今年の夏は3年前のような猛暑になりそうだということですが、いったいどこまで暑くなるのでしょう。

何とか知恵を絞り、暑さをかわしていきましょう。グリーンカーテン、打ち水、風鈴、部屋の模様替え、水泳etc…。でも、熱中症対策はしっかりと!!

 

 

 

テキスト ボックス: 特定非営利活動法人 テクノシップ

東京都港区教育委員会社会教育関係登録団体
東京都港区社会福祉協議会ボランティアセンター登録団体
埼玉県所沢市社会福祉協議会登録団体
郵便振込口座名 特定非営利活動法人 テクノシップ
   口座番号 00120-3-613510